看護学校の奨学金について解説!本校の制度も紹介
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看護師になるためには、看護学校や大学の看護学部を卒業し、国家試験に合格する必要があります。そのなかで、多くの方が気になるのが、学費ではないでしょうか。
看護学校や大学での学費は決して安くはなく、経済的な負担が重いと感じる方も多いでしょう。そのような場合に利用できるのが「奨学金制度」です。中には、一定の条件を満たすと返済が不要なものもあり、経済的なサポートとして心強い選択肢になります。
この記事では、看護学校の学費や、看護師を目指すときに利用できる奨学金の種類について詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
看護学校の学費について
看護学校の学費には、入学金、授業料、実習費、設備費などが含まれます。目安として、看護師養成の専門学校と看護系大学の平均的な学費は、以下のとおりです。
学校の種類 | 年数 | 学費平均 |
看護専門学校 | 3年間 | 200万円から350万円程度 |
大学(看護学科) | 4年間 | 500万円から700万円程度 |
一般的に、専門学校のほうが卒業までの年数が短く、大学に比べて学費も低い傾向にあります。
ただし、学費は選ぶ学校によって大きく異なるため注意が必要です。とくに看護系大学の場合、公立と私立で学費に大きな差があり、私立大学では授業料やその他の費用が高額になりやすいです。
いずれの進路でも、経済的なサポートがあると学業に専念しやすくなるでしょう。
看護学校で利用できる奨学金の種類
看護学校で利用できる奨学金にはいくつかの種類があり、条件や返済の有無が異なります。ここでは、大きく「貸与型」と「給付型」に分けて解説します。
貸与型
貸与型の奨学金は、卒業後に返済が必要なタイプです。多くの場合、学費や生活費をサポートするために貸与されます。無担保で無利息または低利息であり、返済期間も長期で設定されているため、就職後に無理なく返済できるよう設定されている奨学金制度です。
たとえば、「日本学生支援機構奨学金」では、日本全国の学生に提供している貸与型の奨学金があり、月々の貸与額を選べます。学業成績や経済的な条件を満たすと無利息で貸与されるものと、広範囲の学生が対象で低利息で貸与されるタイプがあります。どちらも返済期間は20年と無理のない返済期間で設定が可能です。他の奨学金とも併用可能な場合もあるため、活用することで大きな負担軽減になるでしょう。
また、看護師不足が問題視されている地域や医療機関では、地方自治体や病院が奨学金制度を設けているところが多いです。特定の医療機関に就職し一定の期間勤務することで、返済が免除される場合もあります。
給付型
給付型の奨学金は返済が不要なタイプです。学ぶ意欲がありながらも、経済的に厳しい学生を対象に支給されることが多い奨学金です。給付型の奨学金は、返済の負担がない一方、収入状況や学業成績など一定の基準を満たす必要があります。
貸与型の「日本学生支援機構奨学金」でも収入状況によって、給付型の奨学金が利用できます。給付奨学金の対象となれば、大学・専門学校等の授業料・入学金も免除または減額が可能です。
また、その他の民間団体や、地方自治体が実施している奨学金制度もあり、選考基準もそれぞれ異なります。 給付の対象が、特定の学校やコースに通う学生に限定されている場合もあるため、事前に確認しましょう。
本校の奨学金制度
本校では、以下の奨学金制度が利用できます。経済的な不安を抱える学生が、安心して学業に打ち込めるようサポートしています。
埼玉医療福祉会奨学金
埼玉医療福祉会奨学金は、本校の運営グループである埼玉医療福祉会が提供する奨学金制度です。
対象者 | 在籍する学生全員 |
貸与額 | 50,000円(月額) ※令和6年度入学生より |
返還について | 卒業後、直ちに指定する関連医療機関に常勤として就職し、3年間、看護業務に従事した場合は、奨学金の返還は実質免除されます。 |
在籍する学生全員が対象で、3年間で最大180万円を借りられるため、学費や生活費の負担を大きく軽減できます。卒業後に一定の条件を満たした場合は、奨学金の返還が実質免除となるのが特徴です。
その他の奨学金・サポート制度
埼玉医療福祉会奨学金のほかにも、以下の奨学金制度の利用が可能です。
・日本学生支援機構
・高等教育の就学支援新制度
・オリコの学費サポートプラン
これらの制度を活用することで、学費や生活費の負担を軽減し、勉学に専念できる環境が整っています。
奨学金の詳細については、「奨学金・サポート制度」のページをご覧ください。
看護学校の奨学金について
看護学校の学費は、学校によって異なるものの、平均して300〜350万円程度かかるのが一般的です。大学と専門学校を比較すると、専門学校のほうが卒業までの年数が短く、大学に比べて学費も低い傾向にあります。
奨学金制度は、看護学校の学費負担を軽減するための心強いサポートです。貸与型や給付型などさまざまなタイプが用意されているので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。奨学金制度をうまく活用して、安心して学業に専念できる環境を整えましょう。
本校では、卒業後に埼玉医科大学グループで3年間働くと返還が免除される、月額50,000円が貸与可能な「埼玉医療福祉会奨学金」がございます。
埼玉医科大学グループの本校では、奨学金による経済的なサポート以外にも、高い指導レベルと整った学習環境の提供が可能です。
看護学校への入学を検討している方は、ぜひ本校の学校説明会にご参加ください。